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納得の内装デザイン

また彼らの繊細な感覚のデザインは、クルマから眺めるのに向いていない。
一方、T下はダイナミックな造形を得意とするが、十分にクルマのスピードにも対応しており、遠くからでもはっきりと輪郭を確認できるだろう。 では、具体的にT下のどの作品が首都高から見えるのか。
代表作である国立代々木競技場を除けば、主要な作品を見ることができる。 4号新宿線からは、東京都庁舎が見えるだろう。

ゴシックの大聖堂のようなツインタワーがひときわ目立つ。 ちなみに、現存しないが、旧都庁舎もT下の作品であり、KK線の真横の東京国際フォーラムの敷地に建っていた。
4号新宿線から新宿出口を使うと、都市へダイブするかのように降りて、左側に新宿パークタワーが接近する。 これもT下の作品であり、都庁舎と同系統のデザインだが、高さの違う3連の高層ビルがリズミカルに並ぶ。
新宿線を東に進むと、紀尾井町付近では左側に赤坂プリンスホテル新館があらわれる。 これは水晶の柱をイメージしたデザイン。
クリスタル・タワーだ。 客室をV字型に雁行させて配置することで、どの部屋からも2方向の眺望を確保している。
設計のコンセプトが明快に造形として可視化されているのだ。 続いて、KK線は、S新聞・S放送東京本社ビルのまわりをぐるりとカーブしている。
メインとサブのストラクチャーをはっきり区別したかたちをもつ。 コアの円筒は、高速道路の描く曲線を意識したものだろう。

環状線では、築地付近を通るとき、上を見るとDの東京本社ビルが建っている。 縦横のコンクリートのフレームがはっきりと全体を制御する力強い建築だ。
なお、新しいD本社は、J・Nの設計によるものだが、これも首都高の間近である。 35年という時代の差は、今度の電通が透明なガラス建築になっていることによく表れている。
お台場のFテレビ本社ビルは、新しい湾岸の顔になっており、あちこちからよく見える。 ビルの中に球体が浮かぶ強烈なデザインだ。
湾岸線から辰巳のほうへ走ると、右側に大塚家具の入った東京ファッションタウンが出現する。 台形のシルエットが印象的だ。
ひどい渋滞がなければ、1時間ほどで、これらを全部見ることができる。

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